自宅が楽しくなる為の収納方法2023年3月31日(金)
スタッフブログ
この時期、年始はじめということもあり、バタバタされている方が多いと思いますが、その中でも新生活を控え、拠点の変更に伴い引越される方もおられると思います。
そこで、生活には欠かすことの出来ない収納についてお話したいと思います。
「収納」と一言でいっても、家にはたくさんのものがあり、場所ごとに必要となりますよね。
例えば、服、靴、食器、本、趣味のもの、学習道具などなど、他にもまだまだたくさんのものがあります。
どうしたらすっきりさっぱりきれいに分かりやすく保つことが出来るのでしょうか?
そんな素朴な悩みや疑問にお答えしたいと思います。
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【目次】
1)基本原則とその効果
2)各収納スペース
(1)玄関
(2)リビング
(3)ダイニング
(4)キッチン
(5)パントリー(食品庫)
(6)寝室
(7)子供部屋
(8)ロフト
(9)脱衣所
(10)トイレ・洗面
(11)階段下
3)収納スペースを考える際に注意するポイントは?
(1)家族それぞれの動線を考えながら配置を決める 結局同じようなものがあちこちに散らばる(定位置をきめる)
(2)生活スタイルに合わせて収納場所や大きさを決める 子供の成長が一番影響します
(3)空間の高さを生かして収納する場所を考える 高いところは使ってないことが多い
(4)収納スペースは余裕をもって使う ぎっしる詰め込まない
(5)収納ボックスや扉、棚などの素材や色は、同じものを使うとおしゃれに見える
4)まとめ
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1)基本原則とその効果
いろいろなプロの方のご意見がありますが、整理整頓の基本原則は、同じものは同じ場所へまとめる。これがいちばん大事です。つまり分類(グルーピング)ですね。
それを行うとその類いのものがどれくらいあるかすぐわかります。余計なものも購入しなくてすみます。使わないものを買わなければ、モノは増えず、お金が減りづらくなります。結果としてSDGsに繋がりますね。
それでは、家の中の場所ごとの収納方法についてみていきましょう。
家の場所の収納では、玄関、リビング、ダイニング、キッチン、パントリー(食品庫)、寝室、子供部屋、脱衣所などなどが上がります。
収納スペースは、家を建ててからでは増築や改修を行わない限り追加できないため、プランニングを行う際に今現在の所持品の種別やそれぞれの量を知っておくことが重要です。
それを収納スペースに本当に入れる必要があるのか?また、捨てても良いものなのか?
そうすると無駄なスペースも不要となり、居室空間にそのスペースを充当することも可能になります。
2)各収納スペース
(1)玄関
外から家に帰ってきたときに必ず通る場所です。そこには、靴・傘・サンダル・ベビーカー・懐中電灯などの非常用品・スポーツ道具・アウトドア用品などがありますね。
靴、雨具、コートなどは玄関の脇にシューズクロークなどがあるとお客様からの目線も気にならず収納させることが出来ます。
使用頻度の高いものは下段に置き、あまり使わないものは上段に置くなど、高さをうまく使うとたくさんのものが収まります。
ここでオススメなのが、玄関先の壁・天井に「しっくい」を使うとその家特有の家の臭いや湿気などを除去したり、反射率が高い特性のため明るくなるのでおススメです。
菌やウィルスも減退させるので、病原菌対策には持って来いですね。
(2)リビング
リビングは家族が一番集まり寛げる場所でありながら、お客様もお見えになる場所なので、日常生活の利便はしやすくしつつ、スッキリきれいにしておきたい場所でもあります。
テレビのリモコンや延長コード、各種説明書やメモ帳や筆記用具など、どこに置いたら良いか分かりづらいものは、テレビボード収納がオススメです。
外部からの目線も気にならず、誰もが分かり易い場所なので、うまく活用しましょう。
(3)ダイニング
対面キッチンの場合、シンク・コンロ前の壁に収納や棚を設けるとリビングからの見栄えも良くなりおしゃれ感が高まり、加えてお箸、箸置き、カトラリー品もすぐ取り出せるので機能的にもオススメです。食事前にお子様のお手伝いも期待できるかもしれませんね。
(4)キッチン
ここは、奥様の戦場とよく言われますが、コンロ・シンクの下部にはお鍋や包丁・まな板などがよく使われます。対面キッチンの場合では、シンクの後ろ側に食器類を使用頻度に合わせ収納し、電子レンジや冷蔵庫も最小限の動線で活用できるようにすると動きも少なくなりストレス軽減になります。
お皿を収納する際には、仕切り版や棚板などを大きさや高さをうまく合わせれば収納料や料理時短にもつながります。
キッチン選びのポイントは、キッチンキャビネットの配置や冷蔵庫のレイアウト、家事動線が大きなポイントになりそうですね。
(5)パントリー(食品庫)
ここも是非取り入れたい場所です。野菜・乾物・調味料・缶詰・常備品などあるととっても便利です。
玄関でもお伝えしましたが、ここでも壁面・天井に漆喰を塗っておくと、強アルカリ成分の特徴で野菜がカビ菌を減退し、長持ちするようになります。
しかも臭いも取ってくれるので、機能的なありながら経済面でも安心ですね。
(6)寝室
主寝室では、寝る前の読書やリラックスのためのアロマグッズ、携帯電話、時計など、宮付きベッドであれば収納スペース自体は不要です。
それでは足らないという方は、ニッチを枕側に設けると良いかもしれませんね。
そこに間接照明を取付ると、おしゃれになりますし、適度な光が睡眠にいい影響を与えてくれますね。
衣類などの収納には、ハイドア収納やウォークインクローゼットなどオススメです。
ハンガータイプの収納にすればしわも出来づらく、洋服選びもしやすくなります。クローゼット内に棚を設ければ、夏物や冬物をしまいやすくなるので、どのようなものがどれくらいあるのかを事前確認しておきましょう。
最近では、ウォークスルークローゼットなるものもあり、寝室からクローゼットを通過して水廻りに行けるような間取りも機能的且つ時短につながるため人気が高いですね。
(7)子供部屋
お子様のお部屋は非常に難しいです。その理由はお子様との生活もよく考えれば20年くらいしか使わないスペースだからです。
特に女の子はご結婚すると出ていってしまうので、お子様がお二人以上の方は将来的に2つの部屋を一つに出来る間取りが良いかもしれませんね。
その際に収納スペースをどこに配置するかでこのようなことが出来るか出来ないかに繋がるので、将来設計を事前に考えておくことをお勧めします。
収納スペース内に可動棚を設ければ費用も安く、スペースも状況に合わせ高さが変更できるので無駄な場所が少なくなります。
(8)ロフト
概ね、屋根の部分にある1.4m以下のスペースです。大人が生活するには窮屈なので、小さい時のお子様の秘密基地に使ったり、こいのぼりやお雛様、クリスマスツリー、ハロウィングッズなどの季節的なものを置いたりする方が多いようですね。
使用頻度が少ないものや倉庫として活用すると重宝することでしょう。
(9)脱衣所
脱衣所はいうまでもなくお風呂に入る前に脱衣する場所であるため、入浴後は新しい衣服を纏います。
そのため、洗濯機をここに配置する方が多いのですが、洗濯機内で乾燥を行えば、そのまま下着類をタンスに持ち運び格納する必要もなく手間を省いたり、時短に繋がります。
ここでも、壁・天井に漆喰を塗れば、強アルカリ性の特性で、乾燥を促したり、菌の繁殖を抑える効果が高まり嫌な匂いが気にならなくなります。
最近問題になっている香害への配慮にもつながり安全・安心ですね。
(10)トイレ・洗面
こちらのスペースは閉鎖的な空間且つ広さも一般的には大きくはない為、壁にニッチを設けると省スペースに繋がります。
外部からの見た目が気になる方は、ニッチに扉を設ければ生理用品やトイレットペーパーなども目隠しとなり気になりませんよね。
(11)階段下
階段の下はデッドスペースとなり、人が出入りするにも高さが比較的低い為、有効活用をするのに収納はもってこいのスペースとなります。
掃除用具や脚立、薬箱、DIYセット等など、使用頻度がある程度あり、倉庫に置いておくには遠いようなものなどはこの場所が良いのではないでしょうか?
空間も階段の形状の影響を受けるため、高さ制限や形状をうまく活用し、可動棚などが効率です。
また、ボックスを使用される際には、キャスターを付けておけば物の出し入れも容易に取り出すことが可能ですよね。
高さのない場所には、電源やコンセントを設け自動掃除機ロボットの「ルンバ」基地にすることもオススメですよ。
3)収納スペースを考える際に注意するポイントは?
(1)家族それぞれの動線を考えながら配置を決める
外出する際には、財布・鍵・携帯・時計・バック・化粧品等を持ち出すことが多いと思います。
外出時だけに使用するものであれば、玄関収納に置いておくと忘れ物が減り、ストレスも軽減できますね。
帽子・ヘルメット、手袋・買い物袋、ベビーカー、傘・カッパ等も同様です。
(2)生活スタイルに合わせて収納場所や大きさを決める
子供が小学校から中学校へ進級したり、肉体労働からオフィス仕事に変わったり、OLから主婦に変わったり、季節が変われば必要なものも変わってきます。
自分だけのものであれば、自分の部屋に置けば良いのですが、来客が多い方は、布団やタオル、食器など日常生活の次に使用頻度の高いスペースに置いておくことも必要ですよね。
外での生活がアクティブな方は玄関先の収納を広めに取っておくと良いですし、家の中での時間を大切にされる方は、内部の収納スペースを充実させた方が良かったりします。
PETを飼っている方は、そのスペースを設けることも需要ですが、エサやペット用のトイレも必要となったりしますので、収納スペースを有効活用すると良いですね。
(3)空間の高さを生かして収納する場所を考える
家の天井は、若干の違いはありますが、2.6mくらいはあると思います。その高さを利用して使用頻度の低いものは、高いところに置くと収納効率が非常に高まります。
人は見えないところに物を置きたがりません。
そのため、年に一度しか使わないものや、もう使うこともあまりないものなど、高い場所に置いておくと日常の収納スペースが有意義に活用できるので、うまく活用してみてください。
(4)収納スペースは余裕をもって使う
家の中に収納場所はたくさんありますが、理想の使用割合は7割と言われています。
日常生活を行っていると収納しているものが増えたり、すぐには断捨離出来ないものも多くなるのは必然です。
最初からいっぱいにせず、これからの生活で増えそうなものが予めわかっている際には、そのスペースに余裕をもつ。
そんな使い方をすることで綺麗な空間にでき、生活にも余裕が生まれそうですね。
(5)収納ボックスや扉、棚などの素材や色は、同じものを使う
各場所ごとに収納スペースがありますが、それぞれの場所ごとに使っている素材や色が異なると思います。
そんな時には、自然な空間であれば、木の素材を活用し、同じ配色で収納ボックスを揃えるとお洒落に見えます。
更には収納もある意味オブジェのような存在にもなり得ます。タイルやガラスを使ったようなスタイリッシュな空間であれば、鏡面仕上げの素材を使ったりすると良いですね。
素材や配色に気を配りながら収納を考えると生活スタイルも変わりそうですね。是非気を配ってみてください。
(6)収納スペースの中にも収納スペースを!
各収納場所も広ければ多種多様のものが混在します。その場合、同じものは同じボックス、その人のものはその人のボックスという具合に、分かり易く分類をしておくと良いですね。
最近では、100円均一でも収納コーナーなどもありますので、上記でお伝えした素材感や色合い、大きさなどを駆使しながら収納してみましょう。
きれいに収まり、ストレス軽減にもなりますよ。
4)まとめ
・収納を行う際のカギは、分類(グルーピング)である
・家を建ててからだと収納を増やすことは難しい
・収納がうまくできると無駄遣いがなくなる
・収納がうまくできるとものが増えづらくなりきれいな空間になる
・収納の壁・天井に漆喰を塗ると様々な機能的な恩恵を受けれる
・家族の動線や生活スタイルを考えて収納配置を決める
・頻度の低いものなど、高さを生かすと収納スペースも有効活用できる
・余裕をもって収納スペースを活用すると生活に余裕が生まれる
・収納ボックスや扉の素材や色味に気を配るとお洒落になる
・収納スペース内に収納ボックスをうまく使うと分かり易くてストレス軽減に
このようなことに注意しながら収納をおこない、日々の日常生活が楽しめる、そんな家づくりをしてくださいね。
この記事を書いた人
株式会社トミス建設