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リラックス効果で睡眠の質向上2023年5月31日(水)

スタッフブログ

6月に入り、雨もまとまって降るようになりました。
カエルや食物にとっては良い季節なのかもしれませんが、人間にとっては限度を超過すると危険なものになりますよね。
私事ですが、自宅の壁やサッシが良くないのかもしれませんが、雨音が強くなると不安感が募り眠りを妨げることがあります。
豪雨により屋根は大丈夫なのか?また畑で育てている作物が大丈夫なのか?などの不安によるものです。

 人間がより良い生活を行う上では、日常の睡眠が切っても切れないくらい重要なものとなるようですね。
そこで本日は、より良い状態(=ウェルビーイング)を保つためには、「眠れる家」が必要不可欠であることに着目し、「眠れる家」についてお話したいと思います。

よく眠れる家
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【目次】
1)「良く眠れる家」とは
2)睡眠の質を上げる2つのスイッチ
 (1)体温を調節する
   ①就寝90分前にお風呂で決まる
   ②すぐ寝る時はシャワー程度に
   ③室温は快適な温度で
   ④そば殻枕など通気性良い枕に
   ⑤靴下は履かない(※頭・手足から熱が放散するため)
 (2)脳をリラックスさせる
   ①寝る前のルーティンをつくる(※時間・音楽・アロマ・照明など)
   ②寝る60分前からはスマホ利用はダメ
3)入眠時に脳をリラックスさせるための6大要素 
 (1)音
 (2)匂い
 (3)視覚
 (4)温度
 (5)湿度
 (6)空気質
4)まとめ

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1)「良く眠れる家」とは

良く眠れる家

季節の変わり目は、夜は温度が下がり、昼は温度が上がる為衣服袖も不要なくらい急な温度変化が起きやすい時期となりますよね。
睡眠時も暑くて寝苦しかったり、寒くて夜中に目覚めてしまったりします。
温度や湿度の変化で、昼間の活動時に眠かったり、夜に寝付きが悪いという方も多いのではないでしょうか。

人にとって睡眠とは、心身の疲れを取り、明日への活力と健康を養うための大切な営みです。
人生の約1/3は睡眠時間と言われており、睡眠環境が「良質な睡眠」に関係してまいります。
良い睡眠をするためには、必要な要素があります。それを下記で紐解いていきましょう。

 

2)睡眠の質を上げる2つのスイッチ

睡眠の質は入眠後90分(黄金の90分と呼ばれています)で決まります。
入眠するためには、体温と脳をリラックスモードにする2つのスイッチが必要です。

 (1)体温を調節する

よく眠れる家 体温

   ①就寝90分前にお風呂で決まる
   ②すぐ寝る時はシャワー程度に
   ③室温は快適な温度で
   ④そば殻枕など通気性良い枕に
   ⑤靴下は履かない(※頭・手足から熱が放散するため)

 (2)脳をリラックスさせる

よく眠れる家:匂い

   ①寝る前のルーティンをつくる(※時間・音楽・アロマ・照明など)
   ②寝る60分前からはスマホ利用はダメ

 

3)入眠時に脳をリラックスさせるために必要な6大要素 

 

 (1)音 
内装材の音吸収率

住宅内部に多孔質の建材を施工しておくと、その小さな穴が音を取り込み、音を吸収します。
睡眠環境に影響を及ぼす騒音と反響を軽減します。また、人の耳には聞こえない「超高周波」を適度に通すため、脳にアルファー波が発生し、精神的にもリラックス効果が得られます。

 (2)匂い
2)消臭実験 コーラルストーン消臭実験グラフ

人に不快な印象を与えるトイレやゴミ、人の生活臭、ペットなどの様々な臭い。
多孔質の建材(しっくい/石材/木材等)を施工しておくと、こうした不快な臭いを吸着浄化する優れた効能が得られます。
更に天然木材の匂いは、脳と自律神経の活動を鎮静化し、リラックス状態を作ります。
 

 (3)視覚

反射率画像

木材は紫外線を良く吸収するため、木材から反射する光にはほとんど紫外線が含まれていません。
そのため、目に与える刺激が小さく、ストレスを感じずにすみます。漆喰は反射率が75~85%と高いため、少しの照明でも十分な明かりを確保でき、目に対する刺激を和らげます。
漆喰表面の凹凸に光が当たると、陰影がリラックス効果をさらに高めます。

 (4)温度
外断熱に炭化コルクや無垢材の熱容量の高い材料を施工すると、夏場は外気温による室温の温度上昇を防止することが出来ます。
冬は薪ストーブなど輻射熱を利用した暖房で温めると、熱容量が大きい為、熱をたくさん蓄え、暖房を切った後も入眠に必要な快適な温度を保ってくれます。

 (5)湿度

内外気を透過性のある材料で施工しておくと、家全体で結露を抑制するという事が実証されています。
また、漆喰、無垢材、外断熱素材の炭化コルク等は、それぞれに優れた吸湿・放湿性があります。
湿度を快適に調節することで、結露を抑え、梅雨時期でもジメジメしない快適な室内空間(良質な睡眠環境)を実現します。

 (6)空気質

VOC基準値比較表

室内の空気質と脳のリラックスの関係については、千葉大学が行った研究があります。
空気中の化学物質の濃度が低い部屋では、リラックスが出来て快適と感じ、その数値は濃度の高い部屋の1.2倍に。アルファ波の増加割合が1.6倍に。
結果、室内空気中の化学物質の濃度が低い方がリラックスする人が多かったという結論に至っています。良い空気と良質な睡眠には関係があるのです。

4)まとめ

このように、「よく眠れる家」とは、6つの要素が満たされていて初めて出来る環境なのです。
冒頭にもあるように、人間がより良い状態に保つためには、身体や脳をリラックスさせ、6つの要素を取りれた睡眠環境の構築が必要不可欠です。
決して難しいことではないと思います。
皆様の毎日に関わることです。私も今日からこのことに気を付けながら睡眠をとりたいと思います。

ご質問やご相談のある方はご連絡ください。
きっとお役に立てると思います。

このブログを書いた人
株式会社トミス建設(自然素材ハウス)