江戸時代のに学ぶ「涼しい家」2023年7月31日(月)
スタッフブログ
ここ最近とっても暑いですよね。
![外気温計](/wp-content/uploads/2023/08/92ec1178d9189d6183036c8e6bc8c992-1-e1691419952478.jpg)
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【目次】
1)江戸時代の暑さ対策
(1)家の工夫
①庇・軒の出
②すだれ
③窓等の開口部による風通し
④欄間等の通気
(2)飲食物による放熱
①きゅうり、スイカなどのウリ科の食べ物、トマト、ナス等夏野菜
②甘酒
③砂糖水
(3)モノの利用
①団扇
②浴衣
③沐浴
④打ち水
(4)涼を感じる工夫
①風鈴
②金魚
③蛍
④花火
2)現在の一般住宅の暑さ対策
(1)エアコン
(2)扇風機
(3)輻射熱パネル
(4)遮熱シート(塗装含む)
(5)断熱材
3)自然素材による暑さ対策
(1)外壁素材に熱を帯びないものを使用
(2)上昇気流を利用した換気
(3)庇・すだれを使った直射日光の排除
(4)調湿効果のある内装材の利用
(5)無垢材による吸水
4)自然素材の具体的素材とその効果
(1)外壁素材に熱を帯びないものを使用
(2)上昇気流を利用した換気
(3)庇・すだれを使った直射日光の排除
(4)調湿効果のある内装材の利用
(5)無垢材による吸水
5)まとめ
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1)江戸時代の暑さ対策
江戸時代の家は、過去の文献を見てみると、電気は無くても健康で涼しく過ごしていたようです。
それには、4つの項目に分かれて対策があったようですね。
(1)家の工夫
①庇・軒の出
②すだれ
③窓等の開口部による風通し
④欄間等の通気
上記のような対策をとる事で、直射日光を遮り、通気を行う事で家の中での快適性を保っていました。
(2)飲食物による放熱
①きゅうり、スイカなどのウリ科の食べ物、トマト、ナス等夏野菜
②甘酒
③砂糖水
夏野菜は体温を下げ、地下水や甘酒を摂取することで体内温度を下げていました。
(3)モノの利用
①団扇
②浴衣
③沐浴
④打ち水
上記のようなものを使い、直接的に体内温度を下げていました。
(4)涼を感じる工夫
①風鈴
②金魚
③蛍
④花火
五感を使い、涼を感じる工夫をしていました。
2)現在の一般住宅の暑さ対策
(1)エアコン
(2)扇風機
(3)輻射熱パネル
(4)遮熱シート(塗装含む)
(5)断熱材
これ以外にもありますが、上記のように大半が電気を使って涼を作り出すことが主流となっています。
快適である反面、使用コストが掛かり、メンテナンスも定期的に行う必要があります。
ですが、このような対策は、人工的に作り上げたもののため、経年や寿命により10年前後で取り換えが必要になるため費用がかかります。
3)自然素材による暑さ対策
(1)外壁素材に熱を帯びないものを使用
(2)上昇気流を利用した換気
(3)庇・すだれを使った直射日光の排除
(4)調湿効果のある内装材の利用
(5)無垢材による吸水
基本、電気を使用しないため、ランニングコストもほとんどかからず快適性も高く健康的です。
4)自然素材の具体的素材とその効果
(1)外壁素材に熱を帯びないものを使用
・漆喰壁
主成分は石灰石で漆喰が硬化すると共に方解石が結晶化するため太陽などの光を跳ね返すため熱を帯びづらい特徴があります。
(2)上昇気流を利用した換気
・パッシブ換気
家の高低差を利用し、暖かい空気は上昇し、冷えた風は下がります。2階建ての家に階段と吹き抜け等2か所の通気箇所を設けると空気が循環し快適になります。
(3)庇・すだれを使った直射日光の排除
・夏至の日差しの斜度は60度のため、2階の庇を1mくらい出すと家の中に太陽光が入りません。逆に冬場の日差しの斜度は30度のため家の中まで太陽光が入り暖かいです。
(4)調湿効果のある内装材の利用
・珪藻土や漆喰など調湿効果のある内装材を使用することで湿度が下がる為、体感温度が下がり快適になります。特に漆喰は半永久的に効果がある為超エコ素材ですね。
(5)無垢材による吸水
・床の無垢フローリングは、身体の表面の汗を吸水してくれます。漆喰や珪藻土同様呼吸するため、室内体感温度が下がり快適です。
5)まとめ
・昔の家は、電気もなかったため家の物理的な涼をとる工夫以外にも五感を使った工夫をしていたため、健康的な涼み方であった。
・現在の一般的な家の涼み方は、電力に頼ったやり方が多く、快適性である反面、初期費用やメンテナンス費用負担も大きくなっている。
・現在の家づくりの中でも、自然素材を活用したものがあり、江戸時代のように健康的且つ快適性の両面を兼ね備えていてコストも安い。
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この記事を書いた人
自然素材ハウス