自然素材ハウスの「自然素材」の魅力~その1~(無垢材)2024年5月13日(月)
スタッフブログ
無垢(むく) - 無垢とは、仏教用語で「煩悩のけがれを離れて、清浄であること」をさします。
建物で使われる「無垢材」とは?
建築業界で使われている建材としての無垢材とは天然無垢の木材、つまり「天然の丸太から切り出した板を加工したもの」「化学物質を含まない自然素材」のことをさします。 つまり、山林から切り出した木材を切って加工しただけのものを自然素材ハウスでは「無垢材」と呼び、無添加住宅の建築現場では無垢材だけを使用しています。
薬剤処理していません。だから安全です。
一般的な工務店やハウスメーカーで使用されている木材は、腐れやシロアリの害から守るために、木材に高い圧力をかけながら防腐、防蟻のための薬品を木材に注入した物を使用しています。この処理は使用する木材の寿命を長くするために行われるのですが、使用される薬品が人体に及ぼす影響は決して無視出来るものではありません。せっかくの天然素材(無垢材)が人の手によって人間の健康に害が出る可能性のある物に変えられているのです。
私ども自然素材ハウスが使用している無垢材は、薬剤による燻蒸処理を行わず、70℃くらいの高温釜に1週間ほど入れて防虫防カビ処理を行います。また、出荷するまでに-20℃の冷凍殺虫も行なっております。
シロアリ対策としては、土台や主要な柱に使用する木材には、シロアリや木材腐朽菌に強いヒノキを使っています。また、人間の健康被害の心配がないホウ酸防腐防蟻施工を行うことによって薬物処理に頼らない建材を使用しています。 人や環境に有害な薬剤を使わないので安心・安全な無添加の無垢材です。
無垢材の特長
季節により床なりがします。
床に無垢材を使うと床のスキ間が開き、踏み音が出る場合があります。季節により空気中の水分が違うために水分を吸収したり吐き出したりするためにおこる現象です。無垢の木にとってはとても自然なことなのです。室内の湿気を調節してくれるありがたい特性です。一般的な住宅のフローリング床のように、一年中どの季節も全く変化しないことを木材に求めることは、本来とても不自然なことなのです。
完全無塗装
かつては無垢材の床であっても汚れ難くするという理由から合板の床の表面に塗装することが望まれました。しかし本来木材は塗膜塗装をしないで使ってこそ、その良さが現れるのです。なぜなら、無垢の木材には調湿機能が働いてくれるからです。ウレタン塗装などで塗膜を作ってしまうと湿気を吸いにくくなります。水分による変形は起こりにくくなりますが、無垢材の持っている優れた特性は殺してしまいます。無添加無垢材は無塗装が基本です。
固いものを落とすと凹みます。でも、すぐに戻ります。
無垢材の床は表面に加工をしていないため非常に柔らかく、肌触りも良い人にやさしい建材です。
無垢材は凹みを簡単に補修できます。これは凹みによって、つぶれた木の繊維に水分を与えることによって、水の浸透圧を使用した復元方法です。
見ているだけでほっと和む質感、温かくしっとりと優しい肌触り。
無垢材はナチュラルな暮らしにピッタリな素材です。 自然そのままの無垢材を使った室内は、壁の漆喰ともあいまって快適な空気環境を作り出します。
自然素材ハウスのモデルハウス「横濱無添加住宅博物館」は、すべてを無垢材で作っています。モデルハウス内の仕様は全て無添加住宅仕様。新築時から8年の時を経てますます魅力的に経年美化した無添加住宅を是非ご体感ください。
自然素材ハウスの「自然素材」の魅力
・その1「無垢材」
・その2「漆喰」
・その3「炭化コルク」
・その4「米のり」
・その5「柿渋」
・その6「天然石の屋根」
・その7「伝統を受け継ぐ無機顔料」