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睡眠の質を上げる6つの要素。枕や布団ではなかった!2024年10月7日(月)

スタッフブログ

猛暑だった2024年の夏も終わり、ようやく寝苦しい夜から解放されました。夏の間は熟睡できなくて睡眠不足だったという方も多いのではないでしょうか?
睡眠不足は「睡眠負債」とも呼ばれ、睡眠負債が原因で起きる体の不調は疲労感や倦怠感を感じる肉体的な不調や、感情が不安定になる精神的な不調が上げられます。
本日は睡眠の質を上げる6つの要素についてお知らせいたします。

なぜ睡眠が必要なの?

睡眠は体と心の健康、さらには長寿や生活の質にも直接影響を与える非常に重要な生理現象です。睡眠が必要な理由は、体と脳を回復させ、日常生活を健康的に維持するためです。
身体の修復と成長:睡眠中、体は細胞の修復や成長を行います。これは、特に筋肉、組織、内臓などが日中のストレスや損傷から回復するために必要です。また、免疫システムが強化されることで、病気や感染症への抵抗力が高まります。
脳の回復と記憶の整理:睡眠は、脳が情報を整理し、記憶を定着させるために重要です。特に、学んだことや経験したことを長期記憶として保存するために深い眠り(レム睡眠)が必要です。また、不要な情報を整理し、脳の過負荷を防ぎます。
ホルモンバランスの調整:睡眠はホルモンの分泌にも影響を与えます。例えば、成長ホルモンは深い睡眠中に最も多く分泌され、子どもや若者の成長を助けます。また、食欲を調整するホルモン(レプチンやグレリン)も睡眠に関与し、睡眠不足になると食欲が増す傾向があります。
精神的・感情的な安定:十分な睡眠をとることで、ストレスや不安を軽減し、感情の安定を保つことができます。逆に、睡眠不足はイライラや抑うつ感を引き起こす原因となることがあります。脳が感情を処理する能力も、睡眠中にリセットされます。
集中力と創造力の向上:十分な睡眠は、日中の集中力や創造力を高め、生産性を向上させます。睡眠不足では思考が遅くなり、ミスが増える可能性があります。

どうやら睡眠の質を上げるためには「脳をリラックス」させることが重要なようです。
脳をリラックスさせると言っても、それを考え始めると逆に脳がストレスを感じそうですよね・・・

脳をリラックスさせる6つの要素とは?

①音

川のせせらぎなど自然の柔らかい音には人をリラックスさせる音があります。この音はピンクノイズと呼ばれ、睡眠の質を上げる効果があるという研究結果が出ています。(ノースウェスタン大学の予備的研究より)
自然素材ハウスでは、この音に着目。室内の内装に炭化コルクや漆喰を使うことによって睡眠環境に影響をおよぼす騒音と反響を軽減しています。

②匂い

リラックスする方法として一番簡単なのはアロマオイルでお気に入りの匂いを嗅ぐということではないでしょうか?しかし、匂いが強すぎると交感神経が興奮して逆にストレスになることもあるようです。
自然素材ハウスでは、漆喰やコーラルストーンの不快な臭いを吸着浄化する機能で生活臭や不快な臭いを低減させ、天然木材の匂いで脳がリラックスした状態を作ります

③視覚

健康な人が夜になると自然に眠くなるのは、体内時計によって体のリズムが管理されているからです。朝に太陽光(紫外線)を浴びてから14時間後にメラトニンというホルモンが脳から分泌され眠くなります。しかし、テレビなどのLEDディスプレイやLED照明にはブルーライトと呼ばれる紫外線に近い光を発します。この光を浴びることでメラトニンを分泌する体内時計が狂ってしまうのです。
自然素材ハウスでは、お部屋の内装には木材と漆喰を使います。木材は紫外線を吸収し、漆喰は光を良く反射するため、少しの照明でも十分な明かりを確保でき、目に対する刺激をやわらげます。

④温度

夏の熱帯夜は寝苦しいと感じますよね。エアコンをつけっぱなしだと体が冷えるから途中でエアコンを止めると暑くて起きてしまいますよね。実は睡眠の質を妨げない室温は、夏は25~26度、冬は20~22度です。そして温度変化がないことも重要なのです。エアコンが止まって大きく室温が変化すると体温を調整するために自律神経が働き目が覚めてしまうのです。
自然素材ハウスでは、断熱材に炭化コルクを使うことにより室温の変化を小さくし、外気温に左右されにくい室内環境を作っています。

⑤湿度

梅雨のジメジメした時期は湿度が高く寝苦しいという経験をしたことがあると思います。これは湿度が高いと体温を下げにくくなるために眠りが浅くなったり、なかなか寝付けない状態になるために起きることです。一般的にはよく眠れる室内の湿度は50%~60%が目安です。
自然素材ハウスが建材として使用する漆喰、無垢材、炭化コルク等は、それぞれに優れた吸湿・放湿性があります。湿度が高い時は空気中の水分を吸収して湿度を下げ、湿度が低い時には水分を放出して湿度を上げるという調湿機能を備えています。

⑥空気

一般的な内装材で仕上げられた室内の空気にはホルムアルデヒドトルエンアセトアルデヒドキシレンパラジクロロベンゼンエチルベンゼンスチレンテトラデカンなどが含まれています。これらの化学物質を吸い続けることでシックハウス症候群を引き起こすなどの健康被害を引き起こすこともあります。また、空気中の化学物質が少ない環境にいるほどリラックス効果が高いという研究結果も出ています。(千葉大学予防医学センター「International Journal of Environmental Research and Public Health」に掲載
自然素材ハウスの手がける無添加住宅は、化学物質を一切使わない天然素材の家を実現しています。
・接着剤で重ねた合板のフローリングは使わずに「無垢材」のフローリングを使います。
・接着剤が必要なビニールクロスは使わずに壁は「しっくい」で塗ります
・建具で使用する集成材を接着するのは、「米のり」を使います。
・木材に色を付けたいときは「柿渋」や「ベンガラ」で塗ります。

私ども自然素材ハウスでは、脳をリラックスさせる空間を提供することでお客さまの睡眠の質の向上をお手伝いさせていただきます。

コンセプトは「眠れる家」®