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台風の進路はどう決まる?進路に影響を与える5つのチカラ2024年8月26日(月)

スタッフブログ

2024年も台風シーズンが到来しました。
そもそも台風とは、熱帯低気圧(大きな風の渦巻)のうち、東経180度より西の北西太平洋および南シナ海にあって、最大風速17m/s以上の風が吹くほどに発達したものをいいます。
この「台風」という呼び名は北西太平洋での呼び名で、インド洋北部・インド洋南部・太平洋南部で発生した熱帯低気圧は「サイクロン」、北大西洋、カリブ海、メキシコ湾および西経180度より東の北東太平洋にある熱帯低気圧で、最大風速が約33m/s以上になったものは「ハリケーン」と呼ばれています。
本日は台風の進路を決める5つのチカラについてお話いたします。

台風の進路を決める5つのチカラ

台風の進路を決める5つのチカラ

1.海水の温度

台風は温かい海の上でエネルギーをもらって強くなります。海水が暖かいところだと、台風は元気になって進むスピードが速くなり、逆に、海水温が低い場合は勢いは弱くなります。

2.地球の自転

ご存じの通り地球は自転により毎日回っています。この自転による回転が空気や風の流れに影響を与え、台風の進む方向も変わります。北半球では、台風は右側に曲がりやすく、南半球では左に曲がりやすい特徴があります。このことを「コリオリの力」と言います。

3.高気圧と低気圧の押し合い

台風は空気が集まってできる大きな渦(うず)の一種で、強い勢力の「低気圧」です。一方で「高気圧」という空気の塊もあります。この高気圧は台風を押し出す力を持っていて、台風はその周りを避けるように進んでいきます。台風の進路は、高気圧と低気圧の位置関係で大きく変わります。

4.風の流れの影響

上空の大きな風の流れの台風の動きに影響を与えます。例えば、偏西風は日本の上空を西から東に吹いていて、この風が台風を東に引っ張っていきます。台風が日本に近づくと、大きく右にカーブを描くのは、この偏西風の影響が大きいのです。

5.陸地と山の影響

台風が陸地や山にぶつかると、進む方向が変わったり、勢いが弱くなったりします。例えば、山があると台風の進路が変わることがあります。台風が陸地に上陸すると、エネルギーをもらえなくなって弱くなります

台風の進路は、海水の温度地球の自転高気圧と低気圧の位置関係大きな風の流れ、そして陸地や山などの地形が影響します。これらの要因が複雑に絡み合うので、台風の進路予測はとても難しく、専門家が計算して予測していても天気予報が外れることもあります。 2024年8月現在、強い台風10号が日本近海で発生しており、8月28日(水)の午後に西日本に上陸する恐れがあるとのことです。 今後の台風情報はニュースや天気予報などで細かくチェックし、早めの準備早めの避難を心がけましょう。

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この記事を書いた人:株式会社トミス建設(屋号:自然素材ハウス)